箱木一郎伝

一郎の両親 一郎の父兼吉が生まれたのは一八六〇年、万延元年で、場所は摂津の国の衝(つく)原(はら)の家である。この家は日本最古の民家の一つで、藤原鎌足の子孫隼藤なる人物が建てたもので、箱木千年家と呼ばれている。義経が鵯越の途中に立ち寄り、その時使った茶碗が残っているとか、親鸞聖人が泊まったことがあるとか、蓮如上人が滞在したとか言わ…

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箱木一郎伝ー曲面印刷に生涯を捧げた男

箱木一郎 ― ある発明家の生き方         「人類が原始時代から築き上げた今日の物質文化は、きわめて平凡に見えた諸人の生活体験をも総括した創意工夫の集積によるものである。したがつて各人の顔が異なるように、すべての人は何かの形でこの文化に寄与しており、すべての人々は発明者であるといつてよい。」(『日本発明家五十傑選』(非売品)昭和…

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印刷機に於けるインクタンク

2015-08-18 火曜日  祖父箱木一郎関連記事 インクタンクに関する特許に対して、特許権侵害が起きてからの対応が茶封筒に電波新聞と一緒に保管されている。 興味深いことに、この特許権侵害事件が1969年に起こり、催告文を電波新聞の4ページ下段左に掲載し、その後1980年10月31日の実用新案公報(Y2)昭55-46511(日本…

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